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2013年2月10日日曜日

2013.2.10 Sat

塩尻北越急行へ!!

~123系と、ほくほく線を日帰りで~


 今日は今ダイヤ改正で運用がなくなってしまう中央本線で走っている123系、来年のダイヤ改正で消滅すると思われる金沢~越後湯沢を結ぶ特急「はくたか」を撮ってきました~ クルマを使い、日帰りという強硬な手段です!!


 ルートは、中央道で塩尻ICで降り、撮影。塩尻ICから乗り、中央道長野道上信越道北陸道で大潟PAのETC専用のスマートインターを使って降り、ほくほく線くびき駅周辺へ。ここからは一般道でほくほく線沿線を走り、塩沢石打ICから関越道で帰りました。

 では、まずは123系の撮影から!

 家を出発したのが、朝の5時前。長野県の中央本線(辰野支線)にある小野駅に着いたのは8時前でした。というのも、道がわからず行き過ぎてしまってここに着いたわけですが(苦笑)

 8時に撮影ポイントに着きますが、寒いこと半端ない! クルマの車外温度計では氷点下8度。耳が痛いほど寒いです。

JR東日本 中央本線 塩尻~小野にて
 そんなこんなしていると、下りの塩尻行の123系がやってきました。まずは試し撮り程度で~
 ▼JR東日本123系123-1 153M 普通 塩尻行
 こちら向きで撮るつもりはなかったので逆光ですが、初の123系の撮影です。

 この後、戻ってくるまで30分・・・ 寒い中、色々と撮影してみました。


 雪が冷えて固まったのか、霜柱みたいなカンジです。靴で割ると、「パリンッ」とガラスが割れたような音がします。過酷な環境って面白いですね~!
 そして、折り返しがやってきました~
 ▼JR東日本123系123-1 154M 普通 辰野行
 まず、引いて1枚
 そして、ズームイン!笑
 単行電車ながら、この地域の足となっているんですね! 荷物電車から改造されたこの電車、置き換えられてしまうのが残念です。

 さて帰ろうと思ったら、塩尻行の115系も来ました↓
 この後、8時半にここを出て、新潟県へ向かいます。塩尻の滞在は1時間もありませんでした(笑)

 途中、長野道を走っていると姨捨SAで休憩。姨捨(おばすて)といえば、日本三大車窓にあたる篠ノ井線の姨捨駅が有名です。私も去年、ここを通りましたがすばらしい景色だったのを覚えています。

~姨捨SAにて~
 長野市に向けて善光寺平が広がり、SAからも眺めることができます。霞んでいないともっときれいに見えるかも。

 この先、上信越道に入ると妙高高原あたりで雪の壁が出てきました。ここの区間はよくチェーン規制や通行止めになるほどの積雪だそうです。

 北陸道の大潟PAで休憩後、併設されている出口から降り、くびき駅に着いたのは11時半過ぎ。ここからほくほく線に沿って撮影していきます!
 くびき駅の駅舎は、UFOみたいな形。なかなか個性的な駅舎です。
 まずは特急が来るまで時間があったので、くびき駅構内で普通列車の撮影から。

北越急行 ほくほく線 くびきにて
 ▼北越急行HK100形 H9(ゆめぞら号)+H6編成 3832M 快速 直江津行
 ゆめぞら号とは、トンネル区間が多いほくほく線内で、天井にアニメーションを流して楽しむようなものだそうです。ほくほく線では、トンネルが路線の3分の2を占めるそうで・・・

 これを撮ったあとは、撮影ポイントへ。しかし雪が多くあることや、大量の積雪で交差点がどこにあるのか分からないこともあり、行きたいところにうまく行けず、少し広い道路からの撮影にしました。

北越急行 ほくほく線 犀潟~くびきにて
 ▼JR西日本 681-0系 1009M 特急はくたか9 越後湯沢行

 高規格の高架を160km/hで駆け抜けて行きます! ほくほく線で160km/hを出すのは、こことトンネル内だけなんだとか。この電車が来るまでここで待っていましたが、まわりが雪原なのでまぶしいこと(笑)

 撮影後、1時間かけて浦川原、虫川大杉と沿線を通り、ほくほく大島駅へ。沿道は路面凍結しており、とても走りにくいんです。雪国の方って、こんなにすごいところでよく生活できますよね~

北越急行 ほくほく線 ほくほく大島にて
 ここはトンネルに挟まれた高架駅。はくたかに乗っていると、トンネルから出たと思えば一瞬のうちにまたトンネルに入ってしまいます。
 まずは、数少ない6両のはくたかを後追いで撮影。
 ▼JR西日本681-0系 1010M 特急はくたか10 金沢行
 先頭車は流線型ですが(トンネル内で見えず)、一番後ろは貫通面。こちらが先頭でも、はくたか160km/hで走れるんですよね。空気抵抗がすごそうです・・・

 最近、ほくほく線は列車運行状況をモニターで見れるようになり、駅にはそのモニターで列車の遅れやどこにいるかが分かるほか、インターネットでも見れるようになっています。虫川大杉駅で今の列車が行き違ったのを確認し、さきほどのはくたかの通過10分後に反対列車がやってきました。

 ▼JR西日本681-0系+北越急行681-2000系 1011M 特急はくたか11 越後湯沢行
 トンネルからヒョイっと顔を出し、すぐにトンネルに入ってしまいます。北越急行側の681系が連結されていますが、トンネル内なので見えません。はくたかは駅を140km/hで通過するらしく、列車からの雪の落下もあるせいか、通過の放送では「ホームには出ないでください」と流れています。そのため、ホームから撮影するわけにはいかず、駅舎の窓からこのように撮影しています。

 さらに10分後、普通電車も来ました~
 ▼北越急行HK100形 H7+H5編成 836M 普通 直江津行
 こちらは停車なので、ホームに出ることができます。画像をクリックして拡大するとわかりますが、大分雪が降っています。この後、暴風雪に見舞われることに・・・

 40分かけ、お隣のまつだい駅へ。ほくほく大島から9キロの「鍋立山トンネル」を介して結ばれています。その9キロのトンネルは地質ががやわらかすぎて難工事だったらしく、トンネルを掘るシールドが破壊されるほどであったらしく、世界のトンネル技術者の間でも有名なんだとか。なにせ、「豆腐の山にトンネルを通す」と例えられるほどであったそうです。

 まつだい駅は、道の駅に併設されており、松之山温泉とバスで連絡しています。
 ここでもまた、はくたかの撮影です~

北越急行 ほくほく線 まつだいにて
 これがかの有名な「高速進行」。
 青が2つ点き、160km/h走行を可能にしています。現在はこの路線と京成の成田スカイアクセスで見ることができます。

 ▼JR西日本681-0系+北越急行683-8000系 1013M 特急はくたか13 越後湯沢行
 少しだけ雪を蹴散らしながら、高速で通過して行きました。降雪があっても高速走行ができるというのが、ほくほく線の強いところですね。
 後ろの6両は、北越急行が保有する最新鋭の特急車両・683系です。JRの683系は定期運用では乗り入れず、代車のときのみ走るそうです。その時は気密性やブレーキの問題で、ほくほく線では130km/hが限界なんだとか。
 ・・・それにしても、カメラ構えてるのにホーム先端に人が入ってきました。あのぉ・・・後ろのことも考えてくださいね。

 道の駅でぶらぶらして時間をつぶし、40分後に金沢行のはくたかがやってきました。
 ▼北越急行681-2000系+JR西日本681-0系 1014M 特急はくたか14 金沢行
 こちらの先頭は、北越急行の従来の特急車両、681系。ほくほく大島で見た編成の折り返しですね。この赤い681系は、電車ゲーム「電車でGO!」をやっている方はおなじみかと思います(笑) それにしても、電車の顔というべきところに鳥のフンがたくさん・・・(泣)

 この後、信濃川を渡って十日町へ。まつだいの道の駅で昼食を食べようと思いましたが、14時を過ぎていたので、営業は終わっていました。そろそろお昼ごはんを食べようかと十日町で探しましたが、いいところがなく・・・ 「ま、いっか」で終わってしまいました(笑)

 とりあえず、ほくほく線の終点・六日町へ向かうべく、十日町から2駅隣の美佐島駅へ。


 ここも積雪がすごく、駅前の道路から見ても雪の壁が高いことがよく分かります。

北越急行 ほくほく線 美佐島にて
 この駅は、約10kmもある「赤倉トンネル」内にある、ほくほく線唯一の地下駅。単線のトンネルであり、もともと非電化規格で作られたトンネルなので、トンネルの断面積が小さく風圧がすごいんです。そのため、美佐島駅は列車が来たときのみ、ホームに出るドアが開くようになっています。また、そのドアが開いているときは地上に出るドアが開かず、突風が地上に出ないようになっています。スペースシャトルのエアロックみたいなイメージです(以前、ほくほく線が開業する前にドアを両方開けた状態で特急を通過させたところ、突風で駅舎の窓が割れてしまったとか)。

 普通列車が到着すると、地下の待合室とホームの間の重々しいステンレスの扉が「ヴィィィィーン!!!」と、いかにも重々しい扉を開けましたというカンジの音がします。今回は家族で行きましたが、中学生の頃は1人でこの駅に行ったことがあり、危険区域に行ってしまったのかというように感じました。

 ▼北越急行HK100形(ゆめぞら号) 842M 普通 直江津行
 地下水があるのか、トンネルの壁はコケが生えています。こんな怖いところを、電車が行き来するんですね(苦笑) このとき、乗降客は0でした。

 特急まで時間がありすぎたので、これで終了。隣の魚沼丘陵駅に向かいます。

~魚沼丘陵駅にて~
  もう日が落ち、薄暗くなってきました。こちらも雪が積んでありますが、ちょっとだけスキーができちゃいそうならいです(笑)

 ホームから六日町方面を望むと、こんなカンジ。
 編成が長いはくたかを撮るには良さそうですが、通過時はホームに出られないので撮れないですね。
 ここにいる間は次の列車まで時間があったので、何も撮らずに撤収です。

 クルマで20分、ほくほく線の終点・六日町駅に着きました。

 どうやら、直江兼続の出身だそうです。日が沈みかけ、肌寒くなってきました。これにて、今回の撮影の旅は終了です!

 今回は大分よくばりな旅&画像の多い日記になってしまいました(笑) 123系は、これにて満足! 最初はあまり興味がなかったものの、「葬式鉄」はこうやって増えていくんですね(笑)
 ほくほく線のはくたかは、2014年の春に北陸新幹線が開通するということがあって、後が懸念されます。そのため、今回=引退するかも・・・の1年前の冬に行ってきました。雪国での撮影はあまりやったことがないので、結構新鮮でした。来年の冬も行ってみたいな~という気はあります。

 この後、湯沢の温泉に入り関越道で帰宅しましたが、またもや渋滞に・・・ 今回はスキー客の渋滞に巻き込まれました。 20kmほどの渋滞が何箇所も起きており、追突事故が原因というのもありました。私は眠かったので(朝4時半起き)、運転を交代。途中のPAで2時間ほど寝て、夜の3時に帰宅しました。みなさん、運転にはお気をつけて!

お・ま・け
 六日町で撮った、「南越後観光バス」。観光バスといいながら、路線バスなんだそう。
  見た目は・・・東京や横浜を走る“あの”バスに似てますね!

bicycle tetsuMan

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